News:ニュース速報 2003年3月12日 11:03 AM 更新

米大リーグ1000試合をネットで生中継

「MLB.TV」は、米大リーグ野球初のフルスケジュールのライブWeb放送。1試合当たり2ドル95セント、シーズン通しなら79ドル95セント

 米大リーグ野球(MLB)の双方向メディア/インターネット部門であるMLB Advanced Mediaは3月11日、MLB初の試みとして、2003年のシーズン中、オフィシャルサイトMLB.com上で、1000のプロ野球試合を生中継でネットテレビ放送すると発表した。

 MLB Advanced Mediaはこのサービス「MLB.TV」を介し、世界中の野球ファンに向けて毎週45試合をオンライン生中継するとしている。米国内のローカルTV放送で試合が中継されている最中、その地域のファンはサービスを利用できないが、その場合も放送終了から約90分後にオンデマンドで観戦できるようになるという。

 試合はRealOne Playerフォーマットを採用し330Kでストリーミングされる。RealNetworksはMLB Advanced Mediaの独占ストリーミングメディアパートナー。

 MLB.TVサービスへの加入は11日から受け付けが開始された。料金は月額14ドル95セント、シーズン通しの場合は79ドル95セント。個々の試合をペイパービュー方式で購入することもでき、1試合当たり2ドル95セントとなっている。試合放送予定表はMLB.comで提供する。

 MLB Advanced Mediaでは、このサービスを体感してもらうため、3月13日のレッドソックス対ヤンキース戦を皮切りとする春季トレーニング9試合を無償提供する。

 MLB.comは昨年8月、1試合のライブWeb放送を行い、続いて9月にプレーオフ9試合をWeb放送、さらに米国以外の特定国のみ対象に、プレーオフとワールドシリーズのセットも提供している。だがMLB.TVは、MLBにとって初のフルスケジュールのライブWeb放送となる。

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