News:ニュース速報 2003年3月14日 11:14 AM 更新

HP、会計めぐる市場の混乱にコメント


 米Hewlett-Packard(HP)は3月13日、同社の米証券取引委員会(SEC)提出書類をめぐって起きた、同日の市場の混乱(別記事参照)についての最高財務責任者(CFO)からのコメントを発表した。

 それによると、同社はSECへの10-Q(四半期報告書)提出の準備を進める間に、会計分類のミスを発見した。同社第1四半期は営業からのキャッシュフローとして「速報値」の7億9100億ドルを報告したが、実際には6億4700万ドルだった。現在、「速報値報告の準備プロセスを見直しているところ」だという。「132億ドルというグロスのキャッシュポジションには変更はない」と同氏。

 一方同氏は、「PC事業の業績に関しても混乱が続いている」とし、「当社は第1四半期に、パーソナルシステム事業で3300万ドルの利益を報告した。6800万ドルの損失だった前四半期から、営業のパフォーマンスとして1億100万ドル改善させた。(HPとCompaq合併前の)1年前の両社のPC事業の業績は、合わせて5200万ドルの損失であり、前年同期比で8500万ドルの改善が見られている」とし、「どんな基準に照らし合わせても」黒字と業績の改善は事実だと弁明している。

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▼ HPのプレスリリース

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