News:ニュース速報 2003年3月19日 06:11 PM 更新

「カード増えすぎ面倒」、マルチICカードへの期待高まる

ガートナージャパンの調査によると、カード類の増えすぎに不便を感じている人が多く、マルチ対応ICカードへの期待が高まっているという

 ガートナージャパンは3月19日、ICカードの利用意識について調べた結果をまとめた。日常で使用するカード類が増えたため不便を感じている人が多く、マルチアプリケーション対応のICカードへの期待が高まっていると分析している。

 調査によると、カードの枚数の多さで不便さを感じている人は67.3%。「多いが不便を感じていない」の18.9%に比べ際だった。常時携帯するカードの枚数は平均16.5枚で、ショッピングポイントカード、クレジットカード、キャッシュカードの順で多かった。特にショッピングポイント制の普及でカードが増えた分、必要な時にすぐに取り出せないなどの煩雑さに閉口しているようだ。

 カードの機能をICカードなどにまとめることについては「非常に利便性が高いと思う」が38.8%、「ある程度高いと思う」が51.7%と期待が高い。カードの多さに不便を感じていない人も統合カードを肯定しており、「ICカードでマルチアプリケーションが可能になったり、1枚のカードで多くの種類のサービスが受けられることには高い需要がある」(ガートナー)と見られる。

 調査は同社の固定パネル約1500人を対象に実施し、有効回答数は551。多くは都市部のビジネスマンだとしている。

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