News:ニュース速報 2003年3月26日 09:16 PM 更新

NEC、TFT生産の中国合弁会社設立を正式合意


 NECは3月26日、中国の上海広電とTFT液晶事業の合弁会社を設立することで正式合意したと発表した。約850億円の設備投資を行い、1100×1300ミリの大型ガラス基板を扱う第5世代ラインを構築する。2004年10月の生産開始を目指す。

 2002年4月に基本合意を発表していた(関連記事を参照)。設立は6月を予定し、社名は未定。新会社の資本金は500億円で、上海広電が75%、NECが25%を出資する。前工程からの一貫生産ラインを持つ生産会社として、PC用やTV用液晶パネルの企画・開発・生産と中国向け販売を手がける。人員規模は量産時で約1200人、生産規模はガラス基板ベースで約4万5000枚を計画している。中国の胡錦涛・国家主席の新体制で承認された初の国家級プロジェクト。

 NECは4月、液晶事業を分社化した新会社「NEC液晶テクノロジー」を設立する。新会社は要素技術開発や高付加価値な産業用途に特化し、量産品は中国合弁会社で展開することで事業強化を図る。

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