News:ニュース速報 2003年4月16日 09:05 AM 更新

Intel、若干の減収減益

中間報告の際に伝えられていたことだが、Intelの1−3月期はフラッシュメモリ事業が振るわなかった。一方、マイクロプロセッサの平均販売価格は前期比で微増。これは主に出荷量全体に占めるXbox向けプロセッサの割合が減ったためだという

 米Intelは4月15日、第1四半期(1−3月期)の決算発表を行った。売上高は67億5100万ドルで前年同期の67億8100万ドルをわずかながら下回った。純利益は前年同期比2%減の9億1500万ドル。1株利益は14セント。

 マイクロプロセッサ事業は同社の予想よりも好調だったが、フラッシュメモリ事業が予想を下回ったとしている。同社は3月6日の中間報告で、1−3月期の売上見通しを66億−68億ドルに修正し、その際にフラッシュメモリ事業の不調を伝えていた(3月7日の記事参照)。

 同社は今後の見通しとして、第2四半期(4−6月期)の売上高を64億−70億ドルと予想していることを明らかにした。

 1−3月期のIntel Architecture(IA)マイクロプロセッサの平均販売価格は前期比で微増。これは主に出荷量全体に占めるXbox向けプロセッサの割合が減ったためだと説明している。XboxはMicrosoftのゲーム機。

 チップセットの出荷量は横ばい、マザーボードとフラッシュメモリ、イーサネット接続製品の出荷量は減少した。

 1−3月期の粗利率は約52%。

 同社最高経営責任者(CEO)のCraig Barrett氏は、1−3月期に発表したCentrinoモバイル技術、コードネームでManitobaと呼ばれる携帯電話用ワイヤレス機能統合チップ、および90ナノメートルプロセス技術への移行が今後の同社の成長を支えるだろうとしている。→詳細記事

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