News:ニュース速報 | 2003年4月18日 09:05 AM 更新 |
市場調査会社の米IDCは4月17日、世界PC市場でDell ComputerがHewlett-Packard(HP)を抜いて再び首位に立ったと報告した。
ここのところ世界PC市場ではDellとHPの首位争いが続いているが(1月18日の記事参照)、2003年1−3月期は出荷台数でDellがHPを凌いだ。またノートPCの人気を反映し、東芝が世界および米国市場で第5位に浮上した。IDCでは「東芝のトップ5入りはモバイルコンピューティング時代の幕開けを告げるものだ」としている。
上位5社のシェアはDellが17.3%、HPが15.8%、IBMが5.4%、Fujitsu Siemensが4.8%、東芝が3.7%。
IDCの調べでは、1−3月期の世界PC出荷台数は3461万7000台で前年同期比2.1%増。
米国市場については、伸び率は前年比1.5%。通常需要が落ちるこの時期に大手が積極的な価格設定を行ったことなどから、若干予測を上回る伸びとなった。だが10−12月期は前年比で約4%の伸びが見られていた。米国市場の5強は、Dell(シェア31.8%)、HP(19.5%)、IBM(4.8%)、Gateway(4.3%)、東芝(3.2%)。→詳細記事
2003年第1四半期の世界PC出荷台数(速報値)
順位 | ベンダー | 出荷台数(千台) | シェア(%) | 前年比伸び率(%) |
1 | Dell | 5,989 | 17.3 | 24.7 |
2 | HP | 5,455 | 15.8 | 126.1(合併前) |
3 | IBM | 1,870 | 5.4 | 1.8 |
4 | Fujitsu Siemens | 1,658 | 4.8 | 1.8 |
5 | 東芝 | 1,270 | 3.7 | 15.6 |
その他 | 18,375 | 53.1 | -16.9 | |
計 | 34,617 | 100 | 2.1 |
(資料:IDC)
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