News:ニュース速報 | 2003年5月7日 10:00 AM 更新 |
エッジ(旧オン・ザ・エッヂ)は5月7日、Linux OS「LindowsOS」日本語版の国内独占販売権を取得したと発表した。プリインストールPCの販売などで各社と提携、今夏までに発売する計画だ。
同OSは米Lindows.comが開発した。当初は「Windowsアプリケーションが動作するLinux」が売りだったが、実際に動作するアプリケーションは少ないとされ、現在は低価格PC用やライセンス制限の少ないOSとして市場に攻勢をかけている。オフィスソフトやマルチメディアソフトなど各種アプリケーションは「Click-N-Run」と呼ぶ技術により、一定の料金を支払えばオンラインで無制限にアドオン可能。家庭向けライセンスではインストール台数の制限がない。
日本語版を販売するエッジは、ソフト・ハードメーカー各社とパートナーシップを組んで企業とコンシューマーに売り込む。ジャストシステムと販売パートナー契約を締結、「ATOK」をバンドル販売するほか、日本アイ・ビー・エム(IBM)の「IBM SoftWare World 2003」(5月27−29日、東京国際フォーラム)に同OSを出展する。
搭載PCはエム・シー・ジェイとぷらっとホームが発売する計画だ。またNPO法人の循環社会推進機構が公立小中校向けリサイクルPCに採用。エヌピーシーシステムドットコムもリサイクルPCに同OSを搭載して販売する予定としている。
エッジは「OS市場において独占状態であるマイクロソフトに対し、ユーザーへ選択枝を与える」としている。9月末までに2−3億円の売上を見込んでいる。
[ITmedia]
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