News:ニュース速報 2003年5月15日 04:42 PM 更新

アドビ、「Acorobat 6.0日本語版」を発表

アドビシステムズは、電子文書作成・管理ツール「Adobe Acrobat 6.0 日本語版」を7月14日に発売すると発表した。無償配布しているPDF表示ソフト「Acrobat Reader」は「Reader」と名称変更、「Reader 6.0」は6月中旬から公開する

 アドビシステムズは5月15日、電子文書作成・管理ツール「Adobe Acrobat 6.0 日本語版」を発表した。7月14日に発売する。無償配布しているPDF表示ソフト「Acrobat Reader」は「Reader」と名称変更、「Reader 6.0」は6月中旬から公開する。


 新バージョンではマイクロソフト「Office」との連携を強化。「Word」「Excel」「PowerPoint」などで作成した文書を、マウスの右クリックメニューからPDFに変換できるようにした(Windows版のみ)。複数の異なるソフトで作成した文書を選択、一度にまとめてPDF化することも可能になった。WordやExcelから作成したPDFは、レイアウトをほぼ保持したままWordとExcelに戻すことができる。

 またInternet ExplorerにPDF作成ボタンが付き、ブラウザ上で表示されているWebページを、リンクを保持したままPDF化する機能も加わった。PDFにFlashムービーやMP3などのマルチメディアコンテンツを埋め込んで再生することもできる。

 「Standard」と「Professional」の2製品をラインアップする。ProfessionalはStandardの全機能に、CADなど専門ソフトのデータをPDF化する機能が加えられている。アドビストア価格はWindows版、Macintosh版ともStandardが3万4800円(アップグレード版は1万2500円)、Professionalは5万4800円(同1万9500円)。

 PDF作成に特化した「Adobe Acrobat Elements 日本語版」も発売する。Officeファイルの右クリックなどでPDF化が簡単に行えるようにした。企業向けボリュームライセンス(1000本以上)のみの販売となる。

 Reader 6.0では、PDFに埋め込まれたFlash再生やeBook、Photoshop Albumスライドショーの表示などに対応する。電子署名を処理する機能も備えた。

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