News | 2003年5月20日 04:35 PM 更新 |
東京ビッグサイトで5月20日、「ビジネスシヨウ TOKYO 2003」が開幕した。55回目の今回は、375の企業/団体が出展している。
テーマは「ビジネスソリューション――経営未来力の発信」。展示は「モバイル&ネットワークソリューションフェア」、「デジタルドキュメントソリューションフェア」、「ビジネスソフト&システムソリューションフェア」、「オフィスマネジメントソリューションフェア」と4つのエリアに大別される。また、「IPA Spring2003」と「東京商工会議所ビジネススクエア」の、2つの展示会が同じフロアで併催されている。
近年は“携帯電話ショー”といってもいいほど、携帯電話各社がブースを並べる「モバイル&ネットワークソリューションフェア」のエリアが、毎年大きな盛り上がりを見せている。今年もその華やかな展示は健在で、各キャリアのブースは来場者で人だかりが絶えない。
来場者のお目当ては、ビジネスシヨウに合わせて各キャリアが発表した新端末。一般ユーザー向けに初披露となる端末も多い。
NTTドコモブースは、iモード新シリーズの「505i」を実機で多数展示。メガピクセル対応カメラ付きモデルや、Macromedia Flash搭載機など、最新機種が並ぶ。また、FOMAコーナーを大きなスペースで展開しているほか、未来のモバイルライフを紹介する「メインシアター」と未来のテクノロジーを紹介する「Vision of the Future」では、本田技研工業のロボット「ASIMO」が登場している。
KDDIでも、注目を集めていたのは先日発表された夏モデルの新端末。こちらもドコモブース同様に実機が数多く用意されており、最新機種を実際に手にとって確かめることができる。また、昨年のビジネスシヨウでも注目を集めていたデザイン開発プロジェクト「au design project」も引き続き登場。昨年とは違うデザイナーによるコンセプトモデル「talby」が参考出展されている。そのほか、第3世代携帯電話によるクレジット決済「Kei-Credit」に対応した端末も参考出展され、各種モバイル決済のサービス事例も紹介されている。
J-フォンブースは、昨年にも増してボーダフォングループ色を強くアピール。ブースに「J-フォン」の文字はほとんどなく、赤一色のボーダフォンカラーに統一されている。注目を集めていたのは、近日発売予定のシャープ製「J-SH53」。撮影画像のプリントアウトなど、搭載されたメガピクセルカメラを使ったさまざまなデモを実施。また、3G携帯電話によるTV電話機能の紹介も行われている。メインブース以外に、F1フェラーリチームのF1デモカーが展示されたサテライトブースも用意されている。
携帯電話各社以外で大きなブースを展開しているのが、NTT東日本。光アクセスサービス「Bフレッツ」を中心に、光ネットワークをコアとした各種ブロードバンドサービスを紹介。メインステージでは、大型マルチモニターを使って同社の最新技術/サービスのプレゼンテーションが行われている。
そのほかでは、コクヨブースで1キロを切る業界最軽量プロジェクタ(未発表)やアノトペン対応商品など注目の参考出展があるほか、先日発表した超音波ペン文字入力ツール「mimio Personal」を大々的にアピールしている(コクヨブースの詳細は、別記事を参照)。
キーノートでは、東京大学先端技術研究センター教授の廣瀬通孝氏が「ユビキタス時代のビジネス社会」と題して講演を行った。
ビジネスシヨウの会期は23日までの4日間(20、21日は招待日、一般公開日は22、23日)。入場料は無料。
関連リンク[西坂真人, ITmedia]
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