News 2003年5月21日 09:24 PM 更新

GIGABYTEから久々のNVIDIAチップ搭載製品「nForce2 Ultra400搭載マザー」発表

AMD対応マザーで頑なにVIA&SiSチップセットを投入してきたGIGABYTE。しかし市場はデュアルチャネルメモリ対応のnForce2が主流になって久しい。NVIDIAとGIGABYTEの関係は業界でいろいろと噂されてきたが、ついに、GIGABYTEも市場の動きには逆らえなかったようだ

 日本ギガバイトは5月21日、GIGABYTEとしては初のNVIDIA製チップセットを搭載したマザーボートを発表。製品説明会を東京の日本ギガバイト本社で行った。


GA-7N400 Pro


動作中のGA-7NNXP

 今回発表されたのは、先ごろAMDから発表されたFSB 400MHz対応Athlon XPをサポートするチップセット「nForce2 Ultra400」を搭載した「GA-7NNXP」「GA-7N400 Pro」「GA-7N400-L1」の3製品と、FSB 333MHz対応の「nForce2 GT」を搭載した「GA-7NNXPV」。

 nForce2 Ultra400搭載マザーの最上位機種「GA-7NNXP」は、GIGABYTE得意の多機能路線を踏襲。8Xに対応したAGP Proスロットを搭載し、MCP-TがサポートするUltra ATA/133、USB 2.0×6、IEEE 1394以外に、専用のオンボードチップによって、Serial ATA/150×2、Serial ATA RAID、Ultra ATA/133 RAIDなどをサポートする。

 多機能が特徴のGIGABYTE製マザーは、Intel 875P搭載製品から「6 Dual」と称して、デュアルチャネル構成や、冗長性を持たせた2重構成を、6つのスペック項目に採用してきた。今回発表されたGA-7NNXPも「6 Dual」コンセプトが継承されている。なお、Intel 875Pマザーで採用されていたHyper-Thradingテクノロジー利用「Dual Logic Processor」の代わりに、「Dual LAN」を取り入れている。ただし、これはnForce2 MCPでサポートされているNVIDIA Ethernet MACと3Com Ethernet MACによるDualNet technologyではなく、専用のオンボードネットワークチップ(ギガビットイーサをサポートするIntel 82540EMと10/100BASEをサポートするRealtek RTL8801)で構成されている。


nForce2 Ultra400マザーで提案された「DualLAN」コンセプト。2つのネットワークチップで2系統のネットワーク接続を制御する。ユーザーはPCにゲートウェイ機能を持たせることができる

 また、「Dual Power System」(DSP)も「6 Dual」に含まれているが、Intel 875Pで採用されたVRM 10に対応のDSP 2ではなく、従来のVRM 9.0対応のDSP バージョン1となっている。

 「GA-7NNXPV」は、GA-NNXPと同じ多機能ハイエンド路線マザーのnForce2 GT搭載バージョン。サポートするメモリがPC2700(当然デュアルチャネル可)、FSB 333MHzサポートし、チップセットにビデオコアを内蔵する以外はGA-NNXPと共通のスペックになっている。

 「GA-7N400 Pro」は、nForce2 Ultra400を搭載。同じチップセットを搭載する上位製品GA-7NNXPから、DualLAN機能、オンボードのDSP機能とゲームポート機能が省略されたバージョン。AGPも8X対応ながらノーマルのスロットになっている。「GA-7N400-L1」はGA-7N400 Proから、Serial ATA、RAID、DualBIOS、IEEE 1394、S/PDIFを省略したエントリークラスマザーだ。

 今回発表された製品はすべてATXファームファクタとなっている。実売予想価格はGA-7NNXPが約2万7000円、GA-7NNXPVが約2万5000円、GA-7N400 Proが約1万7000円、GA-7N400-L1が1万5000円と予想されている。出荷は来週から開始される。

 また、今回の発表に合わせてRADEON 9600 PRO搭載ビデオカード「GV-R96P1128D」も発表された。同社のRADEON 9200搭載ビデオカードと同様、オリジナル設計の基板を使っている。実売予想価格は約2万6000円。出荷は来週から開始される。GIGABYTEによると、RADEON 9600 PRO/RADEON 9200搭載ビデオカードには、ハードウェアモニタ機能をサポートした後継機種が予定されているそうだ。

 製品説明会の冒頭で挨拶をした同社社長の林宏宇氏は、「いままでATIからのチップ供給がタイトだったため、それまでトップだったATIチップ搭載ビデオカードベンダーの座をほかのビデオカードベンダーに取られてしまった。ようやく十分なチップの供給を受けられることになったので、また、トップシェアを奪回する」とビデオカード事業に対する意気込みを語った。

 また、日本市場におけるNVIDIA製チップ搭載ビデオカード販売の可能性や、しばらく扱いのなかったNVIDIAチップ搭載製品を再び販売することになった経緯に関して、GIGABYTEは明言を避けた。

 その代わりに、今回のnForce2搭載マザーのプロモーションにおいて「NVIDIAのスタッフが世界中のGIGABYTE製品プレゼンに協力してくれている」と、林社長はNVIDIAとGIGABYTEの関係が良好になっている現状をアピールした。

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[長浜和也, ITmedia]

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