News:ニュース速報 | 2003年5月30日 04:51 PM 更新 |
シャープは6月から、「システム液晶」の生産を新設の三重第3工場(三重県多気町)で開始する。携帯機器向けにシステム液晶の需要が高まっており、新工場の稼働開始時期を前倒しして増産に踏み切る。
シャープが500億円を投じた三重第3工場は、730×920ミリの大型ガラス基板を処理できる最新鋭施設。2型パネル換算で月産400万台の生産能力を持つ。2002年10月から生産を始めた天理工場(奈良県)の生産能力は同サイズ換算で月産250万台で、新工場の稼働で生産能力は2倍以上に増強される。
システム液晶は、液晶パネルのガラス基板に、ディスプレイと周辺チップを一体形成する。部品点数が少なくて済むほか、シャープ独自の「CGシリコン」により高精細な表示が可能だ。
[ITmedia]
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