News:ニュース速報 2003年6月4日 09:01 AM 更新

Nullsoft創設者、AOL退社の意向表明

Nullsoftの創設者フランケル氏は自身のWebサイトで「この会社(AOL)は私が自分のコードでやっていることを管理している。これは私にとって受け入れ難いことであり、従って私は去らなくてはならない」と綴っている。

 現在は米America Online(AOL)の傘下にあるNullsoftの創設者ジャスティン・フランケル氏が、Nullsoftサイトに掲載したファイル交換ソフトをAOLに削除されたことが引き金となって、同社を去る意向を自身のWebサイトで表明した。

 フランケル氏は5月28日、NullsoftのWebサイトでファイル交換ソフト「Waste」をリリースしたが、AOLはその翌日、の製品へのリンクを削除している(6月3日の記事参照)。

 これを受けてフランケル氏は自身のWebサイトで6月2日、「私にとってコーディングは自己表現の形だ」と心境を吐露。「この会社(AOL)は私が自分のコードでやっていることを管理し、私にとっては最も効果的な自己表現の手段を管理している。これは私にとって受け入れ難いことであり、従って私は去らなくてはならない。それがいつになるかは分からないが、もう長くは持たないだろう」と綴っている。

 NullsoftはMP3再生ソフト「Winamp」を開発した新興企業で、1999年にAOLが買収。しかし2000年、フランケル氏が開発した音楽ファイル交換ソフト「Gnutella」をめぐって両者が対立し、その後何度も衝突を繰り返していた。

[ITmedia]

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