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2003年6月9日　07:23 PM 更新

Microsoft、CATV用ソフトウェア発表へ

MicrosoftはCATV業者向けにサービスとオンデマンド機能を提供するためのソフトウェアをリリースする。

　Microsoftは6月9日、新しいCATV用ソフトウェアを発表し、将来の収益性が高いと見られているこの業界への参入を図る。

　Microsoftの会長兼最高ソフトウェアアーキテクトであるビル・ゲイツ氏は9日午後に開催される米国のCATV業界向け展示会で、TV Foundationというソフトウェアを公開する予定であると、Microsoftの英国代表が明かした。このソフトウェアはケーブルプロバイダーが新しいデジタルサービスとオンデマンドプログラミングを送出するために使われる。

　この動きは、MicrosoftのTV事業部によるものだ。同社はテレビ業界で地位を確立するため、ほぼ10年間を費やしてきた。以前の同社からの提案は、ソフトウェアをリビングルームに持ってくるためのものであったが、Microsoftは新しいソフトウェアで、衛星テレビ放送プロバイダーとの競合により大打撃を受けたCATV業者に、顧客に対して新しいプログラミングとサービスを提供する。

　この新しいソフトウェアの詳細は、6月9日午後2時（東部夏時間）に正式リリースとして発表される予定だと、同社の代表は話している。

[Scarlet Pruitt, IDG News Service]