News:ニュース速報 | 2003年6月26日 08:00 PM 更新 |
電子情報技術産業協会(JEITA)はこのほど、同協会のPCリサイクル事業に小規模メーカーが参加できる「準会員制度」を新設した。販売台数が年間30万台以下のショップブランドPCのリサイクルを進めるのがねらい。
今年10月1日から家庭用PCの回収・資源化がメーカーに義務付けられるのを受け、JEITAはメーカーが共同で参加する自主回収・再資源化システムをスタートする。
ショップブランドでPCを販売するショップなどの小規模メーカーの場合、自前でリサイクルの仕組みを用意するのは難しい。そのため同システムへの参加を望むメーカーが多かったが、大手メーカーと同様の参加費用を負担しなければならない点がネックになっていた。
準会員制度では、2002年度のPC・ディスプレイ販売実績が5万台までの場合で参加費用は100万円、15万台までの場合で150万円、30万台までなら200万円となる。準会員になるには、廃棄物処理法に基づく「広域再生利用指定一般廃棄物処理者」を取得できる要件を満たすか、JEITAに回収再資源化計画を提出して認められる必要がある。
JEITAは準会員制度を活用し、ショップなどに同システムへの参加を呼び掛ける。
[ITmedia]
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