News:ニュース速報 | 2003年7月7日 02:47 PM 更新 |
米AMDの「グローバル・コンシューマ・アドバイザリ・ボード」(GCAB)はこのほど、IT関連の専門用語について一般ユーザーの理解度を調べた結果を公表した。全11問にすべて正解したのは全体の3%とごく一部にとどまり、技術用語が新製品の購入をためらわせる結果になっているという。
調査は中国と日本、英国、米国で1500人以上のコンシューマーを対象に実施した。「MHz」「Short Messaging Service」「WAP」「メガピクセル」「デジタルビデオレコーダー(DVR)」「MP3」「dpi」「ダウンロード」「Webブラウザ」「Bluetooth」の11語の意味を3択式で尋ねた。
その結果、全問正解者はわずか3%。プロセッサなどの動作クロックの単位であるMHzの正解者も65%にとどまった。7つ以上に正解した「用語を最もよく知る層」でもDVRの正解率は3分の1強だった。
正解が6つ以下だった「用語に疎い層」は新技術を活用した製品の購入に踏み切れない現状も浮き彫りになった。例えばこの層の半数近くはデジタルカメラを「難しそう」という理由から購入を見送るとしている。また用語を最もよく知る層でも4割が「PDAは複雑過ぎる」として購入をためらっている。また全体の半数近くは「セットアップが煩雑な製品は買わない」と答えた。
GCAB議長を務めるパトリック・ムーアヘッドAMD副社長は「PC広告のほとんどに登場するMHzという用語でさえ理解できない人がいる現状が明らかになった。これでは莫大な広告費が活かされているとは言い難く、技術業界はもっと平易な言葉を使わなければならない」とコメントしている。
[ITmedia]
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