News:ニュース速報 | 2003年7月9日 08:51 AM 更新 |
台湾の半導体メーカーVIA Technologiesは7月8日、省電力性に優れた低発熱のモバイルプロセッサ「Antaur」を発表した。同社はこのプロセッサを手軽に持ち運びできる軽量薄型ノートPC向けに設計した。
このプロセッサは省電力性に優れたNehemiahプロセッサコアに採用されたCoolStreamアーキテクチャをベースにしている。最大電力消費量は1GHzでの動作時で11ワットとなり、Antaurに組み込まれたPowerSaver 2.0機能によって、バッテリー持続時間を50%まで増加できるという。
Antaurはまず1GHz版が出荷される。分岐予測技術StepAhead機能を搭載し、パイプライン数は16。マルチメディア向けのSSE命令をサポートし、フルスピードの浮動小数点数演算装置や64KバイトのL2キャッシュを備えている。
Antaurプロセッサは中国向けに現在出荷されており、2003年第4四半期に欧州・米国向けに出荷される。
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[ITmedia]
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