News:ニュース速報 | 2003年7月11日 08:59 AM 更新 |
フリーのオフィスソフトを開発するOpenOffice.orgが7月10日、新たなプロジェクトの発足を発表した。名称はOpenGroupware.org(OGo)で、MicrosoftのExchangeに対抗するグループウェアサーバコンポーネントの開発を進める。
OGoは独立したオープンソースプロジェクトとして機能する。そのサーバソフトはLinuxとSolarisに対応する。当初は独SKYRIX SoftwareのLinuxグループウェア「SKYRiX 4.1 Groupware Server」のコードをベースとする。
OGoのソフトは、OpenOffice文書にドキュメント共有機能を提供するとともに、MS Outlook(97/2000/XP)、Ximian Evolution、Mozilla Calendar、OOo Glow、Apple iCalをはじめとする標準ベースのグループウェアクライアント間でのコラボレーションを実現する(OOo GlowはOpenOffice.orgグループウェアプロジェクト開発のクライアント製品)。
OpenOffice.orgグループウェアプロジェクトのリーダー、ギャリー・フレデリック氏はリリースの中で次のように述べている。
「これはMS Excahngeの代替となるものだ。OGoはユーザーに、コラボレーションとドキュメント管理のフリーソリューションを提供する。無料にもかわらず、Windows環境(MS Office、Exchange Server、SharePointの統合による)よりも高い品質とレベルのコラボレーションを実現する。OOo(OpenOffice.org)とOGoの組み合わせであれば、リモートアクティべーションも必要ない」
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