News:ニュース速報 2003年7月15日 02:15 PM 更新

RIAAの個人追及姿勢でP2Pユーザー急減

Kazaaを自宅で利用するユニークユーザー数は、6月30日から7月6日の週で前の週と比べて15%減の約557万7000人となった。そのほかのソフトでは、Morpheusが15%減の約23万1000人、iMeshが16%減の約21万4000人となっている。

 調査会社Nielsen//NetRatingsは7月14日、全米レコード協会(RIAA)が音楽ファイルを違法ダウンロードする個人ユーザーを提訴する姿勢を示した6月24日以降、いくつかのファイル共有ソフトのユニークユーザー数が減少したとする調査結果を明らかにした。

 Kazaaを自宅で利用するユニークユーザー数は、6月30日から7月6日の週で前の週と比べて15%減の約557万7000人となった。そのほかのソフトでは、Morpheusが15%減の約23万1000人、iMeshが16%減の約21万4000人となっている。

 Nielsen//NetRatingsの上級インターネットアナリスト、グレッグ・ブルーム氏は「後ろ向きの報道や多額の罰金の脅威から、一部のユーザーは手を引いたようだ。だが熱心なユーザーは何百万人と残っており、これらのソフトが近い将来になくなることはなさそうだ」とコメントした。

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▼ Nielsen//NetRatingsのプレスリリース

[ITmedia]

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