News | 2003年7月16日 06:38 PM 更新 |
無線LANの普及や携帯電話を利用した最新ソリューションが注目を集めているなか、日本最大の専門展となる「EXPO COMM WIRELESS JAPAN 2003」が東京国際展示場(東京ビッグサイト)において7月16日に開幕した。
WIRELESS JAPANは製品展示とセミナー形式のカンファレンス、ワークショップで構成されている。
2日間で11コースが用意されたカンファレンスでは、ユビキタス戦略や次世代ワイヤレスビジネスといったビジネスモデルの提案から、無線LANや広域ワイヤレスネットワークにおけるセキュリティの最新動向、ITSとテレマティクスなどの車載機器ネットワークやeコマースなどのホームユースシステム、そして「ロボットとホームネットワークの融合」と題したパネルディスカッションまで、実に幅広いジャンルがテーマとして取り上げられている。
また、ネットワーク開発者がターゲットのワークショップは17日と18日にわたって行われる。そこでは、最新の開発ツールやネットワークパフォーマンスの評価方法に関する考察など、実際の開発現場で必要とされている実用的な情報が紹介される予定。
昨年と同様、ビックサイト東棟の1、2ホールで行われる製品展示では、IEEE 802.11gをサポートした製品の参考出展や、第3世代携帯電話を利用したビジネスソリューションとコンシューマ向けサービスの紹介、ワイヤレスネットワークにおけるセキュリティシステム、ITSとテレマティクスサービスのデモ展示に注目が集まりそうだ。
なお、展示ブースの出展企業は、国内114社海外23社と前年度並み。最近のワイヤレスネットワークの盛り上がりを考えると、前年度並みの出展数はやや意外に思える。主催のリッククリエイトのコメントによると、これは「SARSの影響を考えて、海外から出展希望があった多くの企業に対して今年は自粛を求めたため」としている。
期間は7月16日−18日までの3日間。展示時間は午前10時−午後5時半(最終日のみ午後5時)。カンファレンスとワークショップの聴講にはWIRELESS JAPAN 2003のWebサイトで行える事前登録が必要。ただし、定員に余裕がある場合は当日会場でも登録が可能だ。
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