News | 2003年8月6日 06:13 PM 更新 |
米連邦通信委員会(FCC)のワシントン本部に行く予定のある人は、インターネット接続用のケーブルを忘れていってもかまわない。
FCCは8月5日、ワシントン本部を訪れる人に無料でインターネットアクセスを提供すると発表した。この新システムは802.11aと802.11bプロトコルを利用している。
このサービスが提供されるのはTwelfth Street, Courtyardと445 12th St. SWにある本部の8階で、対応するハードウェアとソフトウェアを持ってくれば、利用することができる。
「われわれはWi-Fiのパワーを利用し、無線インターネットアクセスの自由と快適さを消費者の皆さんに提供したい」とFCC議長のマイケル・パウエル氏は述べた。
パウエル氏は昨年、FCCを連邦政府機関の中で最初に公衆Wi-Fiアクセス可能にするよう陣頭指揮した。
FCCは訪問客に対して技術サポートは行えないとしている。さらに、訪問者はこのサービスを使ったすべてのトランザクションに対し責任を有するという。
FCCによれば、現時点では無線ネットワークにアクセスする人の個人認証を要求していない。しかし、外部機関からインターネットの不正使用による調査要請があった場合にはシステム認証ログを提供する用意があるという。
FCC広報担当のリチャード・ダイアモンド氏は、一般向けの無線インターネットアクセスを提供している政府機関はほかにないと思うと述べている。
ダイアモンド氏によれば、FCCのワシントン本部が提供するインターネット接続はFCCの内部システムとは分離されているという。
「FCC内部へのアクセスはできない。家からでも同様だ」と同氏。
関連記事[Linda Rosencrance, IDG News Service]