News | 2003年8月19日 05:09 PM 更新 |
ハンドヘルド機BlackBerryのメーカーであるResearch In Motion (RIM) の法廷闘争は永遠に続きそうだ。しかし、このPDAメーカーに一筋の希望の光が差し込んできた。連邦地裁が今月、同社に対する差し止め命令の延期要請を受け入れたのだ。同社は2年間に及ぶNTPとの特許訴訟で敗北し、差し止め命令を受けていた。
この命令は、RIMのBlackBerry無線デバイスの販売、そして米国内でのソフトウェアおよびサービス提供を禁止するというもの。
NTPのもともとの訴訟は、電子メールシステムにおけるラジオ周波数の無線コミュニケーションに関するNTPの特許をRIMが侵害したと主張するものだった。
2002年11月に連邦地裁はRIMがNTPの所有する5件の特許を侵害しているとの判決を下し、RIMは控訴した。
RIMが控訴に失敗すれば、同社はBlackBerryの8モデルをNTPの特許が失効する2012年5月までは販売できなくなる。
8月5日の裁定はRIMに利するものだとRIMの主任弁護士でHowrey Simon Arnold & While法律事務所のパートナーであるヘンリー・バンソウ氏は述べた。RIMはNTPの特許の正当性と侵害行為を問題にしており、バンソウ氏が出した声明の中で、昨年11月に出された判決が法律面と事実の両方に照らし合わせて間違っていると同社は確信していると述べている。
控訴審は結審まで2年以上を要し、その間、RIMは米国内でBlackBerryの販売を続けることができる。
さらに詳細な情報は、www.rim.comで。
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