News:ニュース速報 | 2003年8月27日 08:31 PM 更新 |
BSデジタル放送が2000年12月のスタートから8月27日で1000日を迎えた。当初は「1000日で1000万世帯への普及」が目標だったが、実際にはこの半分以下となったようだ。
日本放送協会(NHK)の調べでは、7月末の普及世帯数は約432万世帯。また電子情報技術産業協会(JEITA)がまとめたBSデジタル受信機(内蔵型TVなども含む)の累計出荷台数は214万台でさらにこれを下回る。
当初はチューナーが高価格だった上、番組の貧弱さも指摘されている。無料で放送している民放系BSデジタル各社は視聴率の低さから広告収入が落ち込み、制作費をカットしたため番組の質が落ち、視聴率も低下する──という負のスパイラルから抜け出せず、軒並み赤字に陥っている。
12月から地上デジタル放送がスタートする予定だが、さらに普及が進んでいない110度CS放送などもあり、放送メディア自体の再編が必要との指摘もある。
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