News:ニュース速報 2003年9月1日 06:24 PM 更新

建物の振動でLSIを駆動 日立が原理実験に成功


 日立製作所中央研究所は9月1日、自然界の振動エネルギーをLSIの駆動電力に変換する電気回路の原理実験に成功したと発表した。建物の微小振動をLSIの電源に活用でき、建物などにセンサーを埋め込んでネットワーク化した「センサーネット」の実用化を目指す。

 微小振動に共振して電力に変える回路を開発した。回路の構成要素の最適条件を見つけることで発電効率を向上させ、数μメートル程度の振動を外部から与える実験で電機変換効率21%、0.12μワットの発電を確認した。

 センサーネットを実用化するには、チップのワイヤレス化とパワーフリー化が不可欠になると見られている。太陽電池や温度差発電などが提案されているが、利用できる環境が限られてしまうのが難点だった。

 今後は実験装置のオンチップ化と発電効率の向上を進め、センサーネット端末LSIのパワーフリー化を図る。

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