News 2003年9月3日 07:21 PM 更新

パイオニア、ダビング機能を強化したDVD-R/RW&HDDレコーダー発表

パイオニアがDVD-R/RW&HDDビデオレコーダーの新製品4機種を発表。従来から好評のHDDからDVDへの24倍速ダビングに加えて、DVDからHDDへの高速ダビングやディスク焼き増し機能などを新たに装備。発表会には白石美帆さんも登場。

 パイオニアは9月3日、DVD-R/RW&HDDビデオレコーダーの新製品を発表した。160Gバイトタイプ2機種、120Gバイトタイプと80Gバイトタイプがそれぞれ1機種の計4機種が新たにラインアップされる。

 価格はすべてオープンだが、市場予想価格は最上位モデルの「DVR-710H-S」(発売時期11月中旬)が14万円前後、上位モデルの「DVR-610H-S」(同11月中旬)が12万円前後、普及モデル「DVR-515H-S」(同10月下旬)が10万円前後、下位モデルの「DVR-510H-S」(同10月上旬)が9万円前後になる見込み。


DVD-R/RW&HDDレコーダー最上位モデルの「DVR-710H-S」

 同社は、HDDからDVD-Rへのダビングが最大24倍速で行えるDVD-R/RW&HDDビデオレコーダーとして、昨年9月に「DVR-77H」を、同年11月には120GバイトHDDを搭載した最上位モデル「DVR-99H」を発表している。

 今回の新製品は、同社DVD-R/RW&HDDレコーダーの“売り”であるダビング機能が大幅に強化された。

 全機種にDVR-99H/同77Hで採用された24倍速高速ダビング機能を搭載。HDDからDVD-Rメディアへは約4倍速(FINEモード時)〜24倍速(EPモード時)、HDDからDVD-RWメディアへは約2倍速(同)〜12倍速(同)で高速なダビングが行える。「HDDにEPモードで録画した1時間の番組を、約2.5分でDVD-Rメディアにダビングできる」(同社)

 新機能として、DVD-RWディスクからHDDへの高速ダビングにも対応した。VRモードで録画したDVD-RWメディアを、最大4倍速でHDDにダビングできる。

 また、ディスクの焼き増しに便利な「ディスクバックアップ」を全機種に装備。ビデオモードで録画したファイナライズ済のDVD-R/RWメディアの内容をいったん内蔵HDDに保存して、別の新しいDVD-R/RWメディアにバックアップすることができる。タイトル名や編集ポイントもそのままバックアップ可能。

 「HDDに吸い出した内容は、複数枚の新メディアにバックアップすることができる。結婚式を撮影してDVD-R/RWに編集したディスクを、親戚・知人にコピーして配るといった作業も1台で行える」(同社)


ディスクの焼き増しに便利な「ディスクバックアップ」

 このようなダビング機能の強化にあわせて、HDDとDVD-R/RW間での高速ダビング中でもHDDへの録画/再生が可能な独自の「フルタイムシフト」機能を搭載した。「“ダビングを始めたら子供が昨日録画したアニメを今すぐ見たいと言い出した”とか、“ダビング作業をしたいけどもうすぐ予約をした録画が始まってしまう”といった場面で役に立つ機能」(同社)

 そのほかでは、録画中でもタイトルを最初から再生できる「追いかけ再生」機能や、録画中に以前録画した別のタイトルを再生できる「同時録画再生」機能も、HDDとDVDの両方で使用可能。タイトル再生中にワンタッチで先頭からダビングできる「ワンタッチダビング」、複数タイトルの一括ダビングや編集ダビングに便利な「ダビングリスト」、DVD空き容量に合わせて録画モードを自動調整する「ジャストダビング」など、さまざまなダビングモードを備えた。

 操作性では、ディスクをセットせずに過去に使用した30枚分のディスクの内容と残量時間をワンタッチで一覧表示できる「ディスク一覧」機能や、選択したタイトルが子画面に音声付き動画で表示される「アドバンスドディスクナビ」機能、リモコンの十字キーを使ってカーソルを開始時刻と終了時刻に合わせるだけの「かんたん予約」機能、CMカットに最適な「チャプター編集」機能など、“録る・見る・残す”が簡単に操作できる新機能を搭載した。なお、全機種ともに電子番組表(EPG)には対応していない。


選択したタイトルが子画面に音声付き動画で表示される「アドバンスドディスクナビ」機能

 そのほか「ピクチャークリエイション」(録画時の画質調整機能) 、「デジタル・ビデオ・ノイズ・リダクション」、「デジタルTBC(Time Base Corrector)&3次元Y/C分離回路」など、高画質録画を可能にする機能を搭載。

 さらに最上位モデルの「DVR-710H-S」には、市販DVDだけでなく録画映像も高品位に再生する「12bit/216MHz映像DAC」を搭載したほか、フィルム素材対応の「2-3プルダウン方式ピュアシネマ・プログレッシブスキャン回路」とビデオ素材対応の「動き適応型補完プロセッシング回路」の2素材対応のVQE8や、鮮明な地上波放送を楽しめるゴーストリダクションチューナーを搭載した。

 4機種ともに同じきょう体を使っているため、前面のDV(iLink)端子の有無(DVR-710H-S/DVR-S610H-Sに装備)と、パネル色(DVR-510H-Sのみグレー)以外は外観上の違いはない。サイズは420(幅)×693(奥行き)×41(高さ)ミリで重さは5.1キロ。


4機種ともに同じきょう体を使用。外観上の大きな違いはない

 今年7月30日に発表した「DVR-310-S」と同様に、全機種にルネサステクノロジーと共同開発した1チップレコーダーエンジンを搭載。従来はエンコーダ/デコーダなど11チップで構成していた信号処理部を1チップ化し、システムノイズを大幅に削減した。

 既発表のDVR-310-Sを加えた全5機種が、今秋のDVD-R/RW&HDDレコーダー新ラインアップになる。CMキャラクターには、これまでと同様にタレントの白石美帆さんを採用。発表会に登場した白石さんは「今期も引き続きパイオニアのDVDレコーダーのCMキャラクター務めさせていただくことになりました。今回もかなり魅力的な商品が揃っていますので私ともどもよろしくお願いします」と、新製品をアピールした。


「今回も魅力的な商品が揃ってます」と、パイオニアの“顔”として新製品をしっかりPR


“白石”の名前にちなんだのか、純白のドレスで登場。ただし、発表会場の背景がやはり白だったので、芸能カメラマンからは「ちっ、なんで白なんだよ……」と不満の声も

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[西坂真人, ITmedia]

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