News:ニュース速報 | 2003年9月16日 03:23 PM 更新 |
マイクロソフトは9月16日、Windows XPユーザー向けに、セキュリティホール修正プログラムなどを収録したCD-ROMを無償配布すると発表した。PCセキュリティを向上させる「Protect Your PCキャンペーン」の一環で、ファイアウォールやWindows Updateの使用などを呼び掛けていく。
「Windows XP セキュリティ対策 CD-ROM」にはService Pack1aやそれ以降の修正プログラムを含み、Windows Updateの自動更新機能を「更新を自動的にダウンロードして、インストールの準備ができたら通知する」に設定する。対象OSはHome EditionとProfessional、Tablet PC Edition。64ビット版の修正プログラムは含まない。
まず9月17−20日の「WPC EXPO 2003」(幕張メッセ)の同社ブースで配布。9月20日から10月31日まで、全国の主要PCショップ店頭でも配布する。
同期間中、セキュリティ関連の問い合わせを受ける電話窓口(0120−69−0196)を拡大する。土日・祝日も含め200人体制で相談に応じる。
キャンペーンでは、(1)ファイアウォールの利用、(2)Windows Updateの使用、(3)ウイルス対策ソフトの使用──をユーザーに推奨する。ファイアウォール機能は同OSに標準搭載されているが、デフォルトではオフになっているため、これを有効にするよう呼び掛ける。またWindows Updateの自動更新機能の利用や、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを常に最新状態に保つなど、セキュリティ対策の“基本動作”を行うよう啓もうを図る。
セキュリティホールの発覚やこれを狙ったウイルスによる被害が相次ぎ、マイクロソフトはユーザー向けセキュリティ対策の見直しを進めている。緊急時の問い合わせ能力を向上させるため、窓口を柔軟に拡充できるよう社内体制を整備するほか、パートナー企業などに呼び掛けて業界を挙げた協力体制を構築する。また社会問題として政府・関係省庁とも協力について話し合っていくという。
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