News:ニュース速報 2003年9月16日 07:41 PM 更新

東芝、収益悪化のPC事業戦略を見直し


 東芝は9月16日、収益が悪化しているPC事業について、開発や販売体制の効率化などを柱とする改善策を実施すると発表した。

 不振の原因を(1)機種数とプラットフォーム(内蔵回路)の増加でリソースが分散し、対応力を低下させた、(2)欧米市場で予想以上の早さで低価格化が進み、対処できなかった──と分析。拡大している個人向け、中小企業向けに販売力を集中させる一方、間接人員国内外約500人の削減による販管費の削減、投入機種の絞り込みや外部リソースの活用による開発コストの削減などに取り組む。

 量産体制は中国とフィリピンの拠点にシフトさせ、青梅事業所(東京都青梅市)は開発・試作機能へ重点を置き、月産台数を現在の8万台から5万台に抑える。

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