News:ニュース速報 | 2003年9月24日 03:10 PM 更新 |
ソニーは9月22日、モバイル機器用の小型地上デジタル放送チューナーモジュール「BTD-ZJ611」を開発、12月上旬からサンプル出荷すると発表した。
12月1日に放送が始まる地上デジタルTV放送と、10月にスタートする地上デジタルラジオ放送の1セグメント放送を受信可能なチューナー。1セグメント放送は約430KHzの帯域(TVの場合は伝送帯域の約13分の1)を使用するもの。移動体受信に適した放送として2005年の放送開始が予定されている。
サイズは約20×16×2ミリ、消費電力は150ミリワット以下とそれぞれ業界最小。RF信号をいったん低い周波数に変換して処理を行う「Low-IFアーキテクチャ」により外部フィルターを不要にするなどして小型化した。
また同アーキテクチャーの採用でRF部の回路電流を大幅に削減できた上、消費電力の低減を図った新復調アルゴリズムを導入することで、バッテリー駆動のモバイル機器でも搭載可能な低消費電力を達成したとしている。
サンプル価格は5万円。
関連リンク
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.