News:ニュース速報 2003年9月25日 01:39 PM 更新

MSがTRONに協力、T-Engine+CE.NET環境を共同開発

歴史的な和解か。組み込み系システムで標準を争うTRONとCE.NETが手を組む。

 TRONの利用を進める企業コンソーシアム「T-Engineフォーラム」と米Microsoftは9月25日、T-Engineプラットフォーム上でWindows CE.NETを動作させる環境の実現へ共同で仕様策定を進めると発表した。

 MicrosoftはT-Engineフォーラムに幹事会員として入会し、共同開発を進める。組み込み系システムの標準技術となっているT-EngineとMicrosoftのソフトを連携された次世代プラットフォーム仕様を策定する。

 Microsoftは12月に開かれる「TRONSHOW」で最初の成果を発表する予定としている。

 両者の協力については「情報システム基盤を進化させるためには各国・各社固有の技術だけではなく、国際的な標準技術と協力が必要」と説明。T-Engineフォーラム会長の坂村健・東京大学教授は「この協力関係が、日米だけでなく世界の組み込み産業にとって有意義なものであり、大きく貢献できるものであると信じている」とのコメントを発表した。

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