News:ニュース速報 | 2003年9月25日 06:13 PM 更新 |
三洋電機は9月25日、デジタルカメラなどで撮影した動画の手ぶれ補正をPC上で行えるソフトを世界で初めて開発したと発表した。DVカメラの内蔵機能よりも高精度な手ぶれ補正が可能だという。
手ぶれ補正は被写体の輪郭などを抽出した「エッジ点」を元に行う。画像の動き推定に基づくDVカメラのデジタル補正と比べ、撮影シーン中に模様などが少ない場合でも誤動作が少ないという。また被写体の動きとカメラの動きを統計的処理により正確に分離して補正できる上、カメラの平行移動だけでなく回転にも対応可能だという。パノラマ合成機能も備えた。
動画フォーマットはMotion JPEG(MOV)とMPEG-4に対応し、最大640×480ピクセル/約10fpsをサポート。従来の手ぶれ補正はカメラの内蔵機能やプロ向け特殊装置で行っていたが、このソフトは一般のWindowsマシンで使用できるため、低コストに利用できるのが特徴だ。デジタルカメラ用ソフトやビデオ編集ソフトの機能モジュールといった用途を想定している。
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