News | 2003年9月26日 04:35 PM 更新 |
Microsoftは9月25日、コンテンツを携帯デバイスに配給する製品を開発するビジネスユニットを改称したと発表した。対象範囲は拡大され、その中にはメディア、エンターテインメント企業が含まれるという。
新しい名称はコミュニケーション&モバイル・ソリューション・ユニットで、固定電話および携帯電話会社、Webホスティングプロバイダー、エンターテインメントおよびメディア企業に対してセールスを行う。同ユニットを率いることになった、Microsoftに入社したばかりのコーポレート副社長、マリア・マルティネス氏はそう述べた。
このグループは最初、ネットワークサービスプロバイダー・ソリューションビジネスユニットという名称で、以前は主にサービスプロバイダーを対象に営業していた。Microsoftはサービスを提供するに当たって、エンターテインメントとコミュニケーションの分野に多くの類似性があることに気づいたのだとマルティネス氏。
そのためMicrosoftは、ユーザーがコンテンツ配給サービスを立ち上げられるように自社製品をパートナーの製品およびサービスと組み合わせ、バンドルして1、2カ月以内に提供を始めると同氏は述べた。新しいビジネスユニットの最初の成果は来月ジュネーブで開催されるITU Telecom World 2003で披露される。
新しいMicrosoftのバンドルでは、たとえば携帯電話会社が音楽を携帯電話に提供するサービスをすばやく立ち上げられるようになるとマルティネス氏。このバンドルにはサーバソフトウェアなどのMicrosoft製品とパートナーの製品、またMicrosoftメディアパートナーのコンテンツを組み合わせたものになるだろうと同氏は語った。
[Joris Evers, IDG News Service]