News:ニュース速報 | 2003年10月2日 08:50 PM 更新 |
NECは10月2日、ドイツ気候計算センター(DKRZ、独ハンブルク)にLinuxベースとしては世界最大規模となるデータ管理システムを納入したと発表した。
NEC製スーパーコンピュータ「SX-6」(24ノード)に接続され、欧州の気候変動研究に利用する。データ管理システムはOSに「Red Hat Enterprise Linux」を採用。Itanium 2を搭載した同社製サーバ「TX7」、「Oracle 9i Database」、階層型データ管理ツール「Legato DiskXtender」で構成し、同社の科学技術計算用データ共有システム「GFS」(Global File System)で統合運用する。
DKRZは、同システムをSX-6による気候シミュレーション結果のデータ管理・共有に使用する。保存データ容量は約4P(ペタ)バイト。今後1日ごとに数T(テラ)バイトずつデータ量が増加する見込みという。
システム構築は2月に設立したNEC Highperformance Computing Europe(独デュッセルドルフ)を通じて行った。
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