News:ニュース速報 | 2003年10月16日 12:10 PM 更新 |
エフエム東京と富士通テンなどは10月16日、インターネットで利用されているCD楽曲データベース「CDDB」を、FM多重放送でカーオーディオ向けに配信する仕組みを共同で開発すると発表した。2004年春に対応車載背品を発売、サービスを開始する計画だ。
CDDBは米Gracenoteが管理するCD楽曲データベース。PC用音楽再生・録音ソフトなどで広く使われ、CDをセットすると自動的にCDタイトルやアーティスト名、楽曲タイトルなどを自動的に取得して入力してくれる。
ネット接続ができないカーオーディオの場合、あらかじめ収録されたデータベースの更新が難しく、最新CDに対応できない場合もある。PCで差分情報をダウンロードし、フラッシュメモリなどを経由して更新する方法を採用した機器もあるが、PCでの利用時に比べ手間がかかるのが難点だ。
新サービス「FM de TITLE」(仮称)は、FM多重放送を活用して最新のCDDBデータを配信する。データは自動で受信・更新されるため、ユーザーはカーオーディオで常に最新のCDDBを無料で利用できるようになるという。最大で毎週50タイトルのデータ配信を予定している。
新サービス用のデーターベース作成はメディアクリックが担当する。同社は2001年にトヨタ自動車とFM各局が共同で設立。FM多重放送を活用した情報配信サービスを展開している。
富士通テンはデモ用端末を「東京モーターショー」(10月24−日、幕張メッセ)に参考出展する。
関連記事
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.