News:ニュース速報 | 2003年10月27日 06:43 PM 更新 |
NTTブロードバンドイニシアティブ(NTT-BB)など4社は10月27日、パケットロス回復技術の有効性確認を目的に、同技術を導入した高品位コンテンツの配信実験を12月1日に始めると発表した。
実験にはNTT-BBと住友電気工業、住友電工ネットワークス、NECが参加する。
パケットロス回復技術として、高コストになるパケット再送方式に代えてFEC(Forward Error Correction:順方向誤り訂正)を採用した。FECは伝送データに冗長な情報を付加しておき、その情報を元に伝送中のロスを訂正する技術。
住友電工ネットワークスは、米Digital FountainからFEC技術「Raptor」を導入。同技術を搭載したセットトップボックス(STB)を開発した。
実験では、モニター300人にSTBを無償貸与する。NTT-BBのバックボーンにFECサーバとNEC製コンテンツ配信サーバを設置し、NTT東日本の地域IP網経由でコンテンツ配信を行う。コンテンツはNTT-BBの「BROBA」で提供する最高6Mbpsの映画やアニメなど。期間は2004年1月31日までの2カ月間。
モニターはフレッツ・ADSLとBフレッツユーザーを対象に公募する。受け付けはWebサイトで行う。締め切りは11月15日。
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