News:ニュース速報 | 2003年10月29日 09:54 PM 更新 |
半導体エネルギー研究所とエルディスは10月29日、188ppiと世界最高密度の640×480ピクセル/26万色対応4.3インチ有機ELディスプレイパネルの開発に成功したと発表した。
半導体エネルギー研究所のカラー有機EL技術と、エルディスのTFT製造技術を活用。基板の上方向に発光する「トップエミッション方式」を採用することで高精細化できた上、RGB各色の発光材料を個別に成膜する塗り分け方式により消費電力を1ワット(300カンデラ/平方メートル、30%発光時)に抑えている。
厚さは1.4ミリと薄く、さらにゲート・ソースの両ドライバをパネル内部に一体形成することで小型化した。
量産は東北パイオニアが担当する。PDAやAVビューワー用ディスプレイといった用途を想定している。
パネルは同日に開幕した「FPD International 2003」のエルディスグループブースに展示した。
エルディスは、半導体エネルギー研究所と東北パイオニア、シャープが合弁で設立した有機EL製造・販売会社(関連記事を参照)。
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