News:ニュース速報 | 2003年11月13日 03:42 PM 更新 |
ソニーと講談社、新潮社、大日本印刷、凸版印刷など15社は11月13日、電子書籍出版事業を展開する新会社を設立したと発表した。2004年春から会員制サービスを開始する計画だ。
新会社「パブリッシングリンク」は11月4日付けで設立した。資本金は4億8750万円で、ソニーが41.03%、講談社と新潮社が15.38%ずつ、大日本印刷と凸版印刷が10.26%ずつを出資。さらに筑摩書房とノヴァ、読売新聞グループ本社、朝日新聞社、岩波書店、角川書店、光文社、東京創元社、文藝春秋、ソニーマガジンズが参加する。社長には筑摩書房の松田哲夫専務が就任した。
電子書籍フォーマットとして、ソニーが開発した「BBeB」を採用する。同規格は中間フォーマットをXMLで定義したもので、多彩な画面展開や朗読などの音声サポートが可能という。著作権保護技術としてソニーの「OpenMG」も導入する。
新サービスはポータルサイト「Timebook Town」で展開する。月額料金制の会員登録してPC用ビューワソフトをダウンロードすると、1冊単位のレンタルか、固定料金で毎月5冊程度を閲覧できるサービスを利用できる。
PC向けのほか、ソニーなどが読書専用端末の発売も計画している。
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