News:ニュース速報 2003年11月18日 08:39 PM 更新

まるでタケコプター 空を飛ぶ小型ロボットをエプソンが開発


 セイコーエプソンはこのほど、空を飛ぶ超小型ロボット「μFR」(マイクロフライングロボット)を開発した。11月19日に開幕する「2003国際ロボット展」(東京ビッグサイト)で披露する。


 約130(直径)×70(高さ)ミリと空を飛ぶロボットとしては世界最小。手のひらに載るサイズ。世界最高のパワーウェイトレシオを持つ独自の超音波モーター×2を搭載し、2つのプロペラを二重反転させることで浮力が発生する。空中ので姿勢制御はリニアアクチュエータによるX-Y重心移動機構で行うようにした。


 回路部にはBluetooth通信機能や制御ユニット、ジャイロセンサー、慣性センサーも搭載。機構部、回路部ともに、同社が時計ムーブメントやプリンタなどで培ったマイクロメカトロニクスによる高密度実装技術を導入し、小型軽量化した。

 一般販売の予定はないが、国際ロボット展で来場者の反応から課題や応用を検討する。

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