News | 2003年12月2日 07:08 PM 更新 |
オークション&ショッピングサイト「ビッダーズ」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)は12月2日、同社にインデックスが資本参加し、来春から携帯電話などモバイル端末向けのEC事業を開始すると発表した。
インデックスは、DeNAの発行済み株式総数の20%を、DeNA筆頭株主のソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)などから11月28日付けで取得する。取得額は非公表。インデックスは、SCN(28%)、DeNA創業者グループ(25%)に次いで第3位の株主となる。
この提携をバネに、DeNAはモバイルEC分野に参入。携帯電話向けショッピングサービスを来春から開始する。サービスの詳細は未定としている。PC向けECを展開してきたDeNAと、携帯電話向けネットサービス大手のインデックスの両社のノウハウを融合し、2007年に1兆7760億円規模に成長する(NTTデータ研究所試算)同市場でシェア確保を狙う。
ビッダーズ会員数、1年で4割増の210万人に
DeNAはビッダーズをはじめ、リサイクル情報サービス「おいくら」、プロバイダー向けECサービス「ビッダーズECプラットフォーム」などの事業を展開している。
同社によると、ビッダーズオークションは会員数210万人以上、常時出品数は95万品以上。会員数は前年比42%増、取扱高も46%増と順調に成長している。売りである“取り引きの安全性”を高めつつ、取り引き額が伸びている分野を重点的に強化していく。例えば犬や昆虫など「動物」の取引額は前年比3.5倍に伸びているという。
また今後は、オークションで品物が落札されなかった出品者に対し、リサイクル情報サービスでの査定を促すなど、オークションと他サービスとの連携を図っていく。
ショッピング事業も、本格始動が2002年12月と後発参入ながら2000店以上が登録店舗を確保し、取扱高も前年比2倍に成長したとしている。
関連リンク[岡田有花, ITmedia]
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