News:ニュース速報 | 2003年12月11日 04:08 PM 更新 |
デンソーと東芝は12月10日、車載端末でTRONとWindowsが共存できるマルチOS環境を共同開発したと発表した。基本部分はTRONで、マルチメディア対応や通信機能はWindowsで、といった使い分けが1台のカーナビで可能になる。
開発したのは、μITRON仕様OSとWindows Automotiveの2つのOSが共存できるマルチOS環境。東芝の64ビットRISC「TX49」シリーズをベースとしたシステムオンチップ(SoC)「NAVIEM」に搭載できる。
カーナビは高機能化が進み、従来のナビゲーション機能に加えてDVD視聴などのマルチメディア機能やネット情報サービスなどが標準搭載されていくと見られている。マルチOS環境は、μITORONの豊富なソフトウェア資産やノウハウを生かしながら、Windows Automotiveのマルチメディア・通信機能などを導入して高機能化を容易にするのがねらいだ。
12月11日に開幕する「TRONSHOW2004」(東京国際フォーラム)の東芝ブースに、マルチOSを搭載したデンソー製カーナビなどを展示する。
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