News:ニュース速報 2003年12月11日 08:44 PM 更新

統合失調症の幻覚を疑似体験 ヤンセンファーマが日本版装置を開発


 ヤンセンファーマは12月11日、統合失調症の症状を疑似体験できる装置「バーチャル・ハルシネーション」日本版を開発したと発表した。統合失調症を正確に理解してもらうための教育用で、医療機関や患者の家族会などに無償で貸し出す。


 装置はセンサーを内蔵したフェイスマウントディスプレイなどで構成。ディスプレイを装着すると、CGとステレオ音声で幻覚を疑似体験できる。

 同社は2001年5月に米国版の貸し出しを始め、これまで約4万2000人が体験した。ただ米国版は「視覚の異常体験が強調され過ぎで、誤解を招く」といった指摘があったため、内容を全面変更した日本版を製作した。25台を2004年から貸し出す。

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