News:ニュース速報 | 2003年12月24日 08:56 AM 更新 |
無線接続技術提供企業の米PCTELは12月23日、Intelにモデム技術をライセンスする契約が成立したと発表した。契約に基づきIntelは、PCTELが保有する全特許のライセンスを取得。これと引き換えにPCTELは自社の事業に関連したIntelの特許をライセンス取得するとともに、1450万ドルの支払いを受ける。
PCTELは今年、ソフトモデムを出荷し、その後HSPモデム製品をConexantに売却。それ以来、モデム技術のライセンス提供に事業を集中させていた。ライセンスキャンペーンの一環として、Broadcom、3Com、U.S. Robotics、Agere、Lucentの各社を特許侵害で提訴、Broadcomとは和解が成立している。
Intelの戦略開発ディレクター、ドン・メリノ氏は発表文で「Intelは長年にわたり、適正な対価と引き換えに知的財産をライセンス利用することを支持してきた。PCTELとの今回の契約により、両社は相互の知的財産権侵害を恐れることなく、製品開発を継続することが可能になる」と語っている。
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[ITmedia]
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