タカラは10月24日、同社が保有しているブロッコリー株式の一部をガンホー・オンライン・エンターテイメントに11億4000万円で売却すると発表した。
タカラのブロッコリー持ち株比率は51.3%から31.8%に減るが、筆頭株主にはとどまる。ガンホーは19.5%を取得し、第2位の株主となる。ガンホーはブロッコリーを連結対象にしない方針。
タカラはトミーとの経営統合を控え、本業の玩具事業への選択と集中を掲げ、グループ企業の再編を進めている。一方、ブロッコリーは2005年8月中間期に約3億円の債務超過に転落するなど、経営不振に苦しんでいる。
タカラとガンホーは同日、業務提携を結んだ。玩具とネットワークゲームでキャラクター、コンテンツの相互利用を進めるなど、ガンホーのコンテンツやオンラインインフラとタカラのキャラクターや玩具を組み合わせ、新しいビジネスモデルの確立を目指すとしている。今後、両社でプロジェクトチームを立ち上げ、事業案の具体化を進める。
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