GMOインターネットは12月12日、同社の熊谷正寿社長とヤフーを引受先とした第三者割当増資を行うと発表した。熊谷社長は45億円相当の土地と建物を現物出資。ヤフーは14億円を出資して発行済み株式の5%を保有し、熊谷社長の事務所と熊谷社長に次ぐ第3位株主になる。
GMOインターネットは、旧子会社への融資などについて、返済のめどが立たないとして貸し倒れ引当金56億円を計上。自己資本のき損が生じるとし、財務基盤強化を検討していた(関連記事参照)。増資で計59億円を調達し、自己資本のき損を回避する。
GMOインターネットとヤフーは業務提携も行う。両社は共同でJWordを設立するなどこれまでにも協業してきたが、関係を強化し、ネット広告の企画開発や販売チャンネル拡大などを進めていく。
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