セキュリティ企業の米Websenseは、2008年上半期の悪質サイト動向に関する報告書をまとめた。人気の上位100サイトのうち、60%が悪質なコンテンツをホスティングしているか、ユーザーを悪質サイトへリダイレクトする隠しコードが仕込まれていたと発表した。
Websenseが同期間中に「悪質サイト」と分類したサイトのうち、75%は正規サイトが外部からの攻撃によって改ざんされたものだった。この割合は、2007年下半期に比べて50%増加したという。
人気の上位100サイトは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やWeb 2.0サイト、検索サイトが多数を占め、45%以上がユーザー作成のコンテンツをサポートしている。攻撃者がこうしたサイトを標的として狙っていることが分かった。
Webとメールを併用した攻撃も増加傾向が続いている。スパムサイトや悪質サイトへのリンクを含む電子メールは、過去半年の間に送信された全電子メールの76.5%強を占め、2007年12月に比べて18%増加した。
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