米Googleは1月24日(現地時間)、英ロンドンで開催の国際教育イベント「Bett 2017」で、教育市場向けChromebookの2つの新モデル、台湾Acerの「Chromebook Spin 11」と台湾ASUSの「Chromebook C213」を発表した。いずれも今春発売の見込み。価格はまだ発表されていない。
いずれも消しゴム機能付きスタイラスを備える。スタイラスは充電したりペアリングする必要がなく、安価なので、紛失してもすぐに新しいスタイラスを使えるという。
ビデオチャット用のカメラ(100万画素)に加え、キーボードの上部に撮影用の500万画素のカメラを備える。これは多くの教育者からの要望に応えたものという。Chromebookをフリップした状態にすれば、タブレットのカメラのように撮影できる。
充電ポートとしてUSB Type-Cを備える。ASUSのモデルの詳細なスペックは不明だが、AcerのSpin 11はUSB Type-C×2、USB 3.0×2、microSDカードスロットを備える。
Spin 11のサイズは296×206×20.5ミリで重さは1.4キロだ。
2017年に発売される他のChromebookと同様に、Androidアプリを利用できる。
また、米Adobe Systemsは同日、Android版の「Photoshop Mix」「Lightroom Mobile」「Illustrator Draw」「Photoshop Sketch」「Adobe Comp CC」「Criative Cloud Mobile」の次のアップデートで、Chromebookに最適化させると発表した。Chromebookでの起動速度を速くし、画面サイズに最適化し、エスケープキーとバックスペースキーに対応させる。
Googleは昨年、世界で2000万人以上の生徒がChromebookを使っていると発表した。同社は今後、キーボードを脱着できるハイブリッド型やタブレット型のChromebookがサードパーティーから多数発売されるとしている。
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