米Facebook傘下のOculus VRは5月1日(現地時間)、PCもスマートフォンも不要のスタンドアロンVRヘッドセット「Oculus Go」を発表した。日本を含む23カ国で同日発売した。日本での販売価格はストレージが32GBのものが2万3800円、64GBのものは2万9800円(いずれも税込み)。
Oculus Goは昨年のF8で発表され、2018年初頭に発売の予定だった。
米国ではAmazon.comやBestBuyなどでも販売するが、本稿執筆現在、日本ではOculus.comでのみの発売のようだ。
レンズはOLEDではなく、2560×1440ピクセルの液晶。プロセッサはQualcomm Snapdragon 821、GPUはAdreno 530、RAMは3GB。韓国Samsung ElectronicsのGear VRと同様に、OSはAndroid(バージョン7.1.2)だ。サイズは190×105×115ミリ、重さは470グラム(スマートフォンを設置したGear VRより軽い)。付属のUSB電源アダプターで充電して使う。コントローラーは単3電池で使う。メガネをかけている人のための「眼鏡スペーサー」も付属する。
米国ではレンズ側に追加する度付きレンズ「VirtuClear Lens」も販売するが、本稿執筆現在日本からは購入できないようだ。
既に1000本以上のゲームやソーシャルアプリがそろっている。Oculusの公式YouTubeチャンネルに多数のコンテンツ関連動画が掲載されている。
Oculus Goの発表は、同日開始のFacebookの年次開発者会議「F8」で行われ、イベント参加者に無料で配られた。
【更新:2018年5月2日午前10時40分 当初価格を「税別」としていましたが「税込み」でした。お詫びして修正します。】
【更新:2018年5月2日午後5時06分 当初「コンテンツは『Oculus Rift』と同じものが使える」としていましたが、正しくは「『Gear VR』などモバイル向けに作られたアプリが使える」でした。お詫びして修正します。】
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