米Amazon.comは5月3日(現地時間)、AI音声アシスタント「Alexa」のスキル(Alexaに追加する機能)の2つの収益化方法を発表した。いずれもまずは米国で利用可能になる。
まず、スキルに“スキル内課金”機能を追加できるようになった。スマートフォン向けアプリのアプリ内購入のようなもので、利益配分が開発者が売り上げの70%というところもスマートフォンアプリに似ている。
クイズやゲーム、小説のポッドキャストなどをサブスクリプション制にできる。既にSony Pictures TelevisionやTuneInが対応スキルを提供している。例えば、Sony Pictures Televisionのクイズスキル「Jeopardy!」は、スキルの追加は無料だが、月額1.99ドル払うと多くのヒントがもらえるようになる。
もう1つの収益化機能は、スキルでの「Amazon Pay」経由の決済だ。Amazon Payは、Amazonのアカウントに登録されているクレジットカード情報をサードパーティが決済に利用できるサービス。例えば出前の注文を受けるスキルで、支払いをAmazon Payに指定できる。これまでも出前スキルはあったが、支払いまではサポートしていなかった。なお、Amazonの商品は以前からAlexa経由で注文できている(アプリでのオプトインが必要)。
Amazonによると、現在サードパーティ製のスキルは4万件以上ある。
Amazonは2017年にスキル開発者向けの報酬プログラムを導入し、人気のあるスキルには報酬を支払っている。
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