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» 2019年01月28日 07時18分 公開

Web漫画賞 創設相次ぐ理由は意外な“課題” (1/3)

インターネット発の「Web漫画」を対象とした漫画賞が相次いで誕生している。その背景には、ウェブ漫画が存在感を高めるなかで作者・出版社側と読者側がそれぞれに抱える意外な課題の存在も見え隠れする。

[産経新聞]
産経新聞

 インターネット発の「ウェブ漫画」を対象とした漫画賞が相次いで誕生している。その背景には、ウェブ漫画が存在感を高めるなかで作者・出版社側と読者側がそれぞれに抱える意外な課題の存在も見え隠れする。

photo 「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2019」の授賞式に参加した受賞者とプレゼンターら(本間英士撮影)

紙と逆転

 ウェブ漫画とは、作品発表の場がネットの配信サービスや、SNS(会員制交流サイト)などである漫画のことだ。

 高校生活をやり直す「ReLIFE」(夜宵草(やよいそう))や、広大な宇宙を舞台としたSF作品「彼方(かなた)のアストラ」(篠原健太)、かわいらしい小熊が主人公の「こぐまのケーキ屋さん」(カメントツ)などは、ウェブ漫画で人気を博し、書籍、映画、舞台化されるなどしている。

 出版科学研究所(東京都新宿区)の調査では、ウェブ漫画の推定販売金額は29年に1711億円(前年比17.2%増)となり、紙の1666億円(同14.4%減)を抜いた。

 同研究所の調査は紙の漫画の電子版も対象にしたものだが、それでもモバイル端末の普及で電子書籍で漫画を読む習慣が若年層を中心に定着したことがうかがえる。読みたいときにすぐに購入でき、時には割引もされることなども支持される要因だろう。

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