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» 2019年02月12日 07時06分 公開

「0円」や「占い」……タクシー、驚きの活用続々 (1/3)

働き(飲み)過ぎて終電に乗り遅れ…。何かとお世話になっているタクシーだが、目的地までの送迎だけでなく、特性を活用した「企画タクシー」が続々誕生している。昨年末話題になった料金タダの「0円タクシー」に続き、密室空間を利用した「占いタクシー」も出現。普段はタクシーを利用しない学生からも注目され、若いドライバー志望者が増えている。

[産経新聞]
産経新聞

 働き(飲み)過ぎて終電に乗り遅れ…。何かとお世話になっているタクシーだが、目的地までの送迎だけでなく、特性を活用した「企画タクシー」が続々誕生している。昨年末話題になった料金タダの「0円タクシー」に続き、密室空間を利用した「占いタクシー」も出現。普段はタクシーを利用しない学生からも注目され、若いドライバー志望者が増えている。(重松明子、写真も)

photo ゆったりしたボックス型タクシーで、乗務員と占い師が出迎える=横浜市
photo 占い師が横に座って、名所を回りながら運勢診断する「占いタクシー」

 横浜市のJR桜木町駅前。黒いボックス型タクシーの前に、運転手とタロットカードを広げた占い師が出迎えていた。「では、出発します」。洋館や港、中華街などの名所を30分かけて巡りながら運勢診断してくれる「占いタクシー」に乗り込んだ。

 座席の横にはこの道27年の西洋占星術師、李々佳さんが座り、指示されるままにカードを回したり引いたり…。

 「今、明子さん(筆者)は家庭のことがおろそかになっていますが、旦那さんには『良妻賢母』のカードが出ています。助けられているのでは?」と顔をのぞき込まれた。「はっ(汗)、まさに…」。車窓には観光客の楽しげな様子が流れる。家族や仕事の運勢を見てもらい、自分の現状認識や将来やりたいことが整理できた気がする。

 鑑定依頼されるテーマは恋愛が8割で、その過半数が不倫という。男性は経営者が多く、企業機密にかかわる内容が吐露されることも。「誰にも相談できないから…という占いのニーズは昔から変わりませんね」と李々佳さん。

 「密室性に魅力を感じて申し込みました」とは、占いタクシーから降りてきた40代のIT系女性会社員。「占い館のような場所だと、仕切りがあっても隣の声が筒抜けで核心が話しにくかった。でも、タクシーなら安心できる。景色はチラ見程度でしたが、赤レンガ倉庫がきれいでした」と満足そうだった。

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