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» 2019年03月04日 06時25分 公開

「ガルパン戦車」再現した男性 ガルパンも戦車も知らなかったが、「大洗に来るファンに喜んでほしい」と (1/3)

女子高生が戦車を使った架空の武道「戦車道」を学ぶ人気アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台として全国からファンが集う茨城県大洗町。そのガルパンに登場する戦車を手造りで再現し、圧倒するスケールと精緻な構造で訪れたファンをもてなしている男性がいる。

[産経新聞]
産経新聞

 女子高生が戦車を使った架空の武道「戦車道」を学ぶ人気アニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」の舞台として全国からファンが集う茨城県大洗町。そのガルパンに登場する戦車を手造りで再現し、圧倒するスケールと精緻な構造で訪れたファンをもてなしている男性がいる。

photo ドイツの戦車「IV号D型」のレプリカ=1月26日午後、茨城県大洗町神山町(永井大輔撮影)
photo ドイツの戦車「IV号D型」のレプリカ=1月26日午後、茨城県大洗町神山町(永井大輔撮影)
photo 初めて作った「IV号D型」は軽トラックの上にレプリカを被せている=平成30年12月18日、茨城県大洗町神山町(永井大輔撮影)

 戦車のレプリカを制作しているのは、同町の設備工事会社「日照プラント工業」の役員、照沼修さん(60)だ。手がけた“戦車”は国内外に広まり、照沼さんのもとには、戦車マニアだけでなく、ガルパンのファンからも“戦車”と記念撮影したいとの依頼が舞い込む。最近では、茨城空港(同県小美玉市)や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の整備など交通網の利便性が増し、県外、海外からも“戦車”を見に来るという。

転機は「あんこう祭」

 ただ、照沼さん自身、ガルパンのファンでもなければ、戦車に興味があったわけでもない。レプリカ制作のきっかけは、大洗町で毎年行われている「あんこう祭」だった。

 「なんだこの盛り上がりは」

 ガルパンがブームになっていた平成24年のあんこう祭の様子を見て照沼さんは驚いた。それまでは地元住民中心の祭りだったが、この年は若者を中心に全国から多くのガルパンファンが集結した。参加人数は年々増加傾向にあり、昨年は過去最高の13万5000人を記録。茨城県を代表するイベントの一つとなった。

 大洗町で生まれ育った照沼さんの目には、東日本大震災の津波で被害を受けた故郷が力を取り戻していくように見えた。

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