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» 2019年03月12日 06時42分 公開

炎上させるのは「声だけ大きい少数派」? ネット“不謹慎狩り”の問題 (1/3)

不謹慎狩りとは、SNS(会員制交流サイト)などで楽しそうな投稿をしていると、「被災者がいるのに不謹慎だ」とたたかれる現象である。2011年3月11日の東日本大震災以降、インターネット社会から浮上してきた言葉である。

[SankeiBiz]
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 不謹慎狩りとは、SNS(会員制交流サイト)などで楽しそうな投稿をしていると、「被災者がいるのに不謹慎だ」とたたかれる現象である。2011年3月11日の東日本大震災以降、インターネット社会から浮上してきた言葉である。(ストーリー戦略コンサルタント・芝蘭友)

 ネットで横行する炎上騒動もニュースで度々報道されている。電波を使って報道されると、それがまるで世間であるかのように錯覚してしまいかねない。

 これらの炎上活動に参加している人たちは、ネット利用者のわずか0.5%であるという科学的データがある。

 また、積極的に炎上活動に精を出し、年間11件以上の炎上に書き込みを行っているのは2000人に1人、つまり0.05%であるという。統計的に有意な特徴として、「男性」「高年収」「主任・係長クラス以上」という属性が浮かび上がってきたそうだ。この結果をいかに見るかである。

 「ノイジー・マイノリティー」(声だけが大きい少数派)がネット上でマウンティング行為を繰り返す。マウンティング行為とは、相手を論破して優位に立とうとすることであるが、まさにこれはネット上で起こっているマウンティング行為そのものである。

 記憶に新しいところで言えば、二宮金次郎の銅像が立ったまま本を読んでいる姿である。これは、子供に「歩きスマホ」を助長させるという理由で、批判を浴びた。子供たちをあまりにも信用していない大人が多すぎるのではないか。本質が失われた形だけを残すことに意味があるのだろうか。

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